ゆず、JUJU、back numberらが出演 agehasprings『Synapples2.0』ライブレポート
ゆず、JUJU、back number、Aimer、安田レイ、Faint★Starが出演!アゲハスプリングス主催『Synapples2.0』ライブレポート

ソラトニワステーションの総合プロデュースを手掛け、現在の日本の音楽シーンをけん引する制作クリエイター集団「agehasprings(アゲハスプリングス)」。
そのagehaspringsに縁のあるアーティストが一堂に会したライブイベント「Synapples2.0 ~no border between sounds~Produced by agehasprings」が、2月7日(土)東京・豊洲PITで開催された。
通常のライブイベントと違い、ビデオマッピングや最新映像技術を駆使し、新しいライブエンタテイメントを体現したという今回のイベント。音と映像の融合という点でいうと、海外でも評価されたアゲハスプリングスが手がけたプロジェクト「元気ロケッツ」が思いだされるが、そのノウハウを蓄積し、それを十分に活かした演出が随所になされていた。
(撮影:石井亜希)
スタートして幻想的な音楽が鳴り響く中、まず「Synapples2.0」からのメッセージがスクリーンに浮かび上がる。メッセージが終わり、その音楽の流れのままバーチャル・アーティスト「Synapples2.0」がスクリーン上に登場。オリジナル曲「Rebirth」を披露する。
Synapples2.0(撮影:石井亜希)
その後、「初めまして。HIKARIです。」と初めてアーティストの本名が明かされ、agehaspringsが手がけたYUKIの名曲「JOY」の英語詞カバー、元気ロケッツ「Heavenly Star」のカバーと続く。歌い終わりでその姿がふっと消えると、元気ロケッツのRumiとして歌唱を担当した安田レイが「Heavenly Star」をアコースティックバージョンで歌い上げる。
安田レイ(撮影:石井亜希)
その後ダンサーを引き連れ、ポップでダンサブルなステージを披露。現在放送中のTBSドラマ『美しき罠~残花繚乱~』の主題歌「恋詩」(いきものがかりのカバー)、やメジャーデビュー曲「Best of my Love」、CMソングでもおなじみとなった「Brand New Day」を含む5曲を披露。その歌声から繰り出される表現力とフレッシュな魅力を見せつけトップバッターとして会場を大いに盛り上げた。
buck number(撮影:石井亜希)
スクリーンがおり、「Now Loading・・・」の文字が浮かび上がり、次のアーティストへの期待が高まる。スクリーン上には「Synapples2.0」が何人も消えては現れ、最終的には3人となり、次のアーティストが3人組であるという予感をさせるやいなや、スクリーンにはback numberの文字が。「お前ら行くぞー!」というvo清水の絶叫と共に「青い春」を歌い上げる。その他CMソングとしても話題の新曲「ヒロイン」や「高嶺の花子さん」など5曲を披露。back numberらしい重厚なロックナンバーが続く中、そこにもやはり映像技術が駆使され、このイベントならではの演出が盛り込まれる。
Faint⋆Star(撮影:石井亜希)
次に登場したのは、昨年デビューしたagehaspringsが総合プロデュースする新人「Faint⋆Star」。数多のストロボや幾何学模様が飛び交うスクリーンと、エレクトロナンバー「メナイ」が融合したステージで、観客を魅了する。YURIAの「みなさん初めまして」という、初めての大きな舞台に緊張気味なMCの後、リリースされたばかりの新曲「フィルム!フィルム!フィルム!」を披露。全くジャンルの違う2曲でユニットのこれからの可能性を観客全員に感じさせるステージだった。
Aimer(撮影:石井亜希)
続いて登場したのはAimer(エメ)。昨日まで行われていたという初の全国ツアー後のパフォーマンスとなったが、その大成功のツアーの余韻さながら、まさに「Aimer」ワールドというべき存在感でステージの雰囲気をがらりと変えた。テレビ朝日系ドラマ『クロハ〜機捜の女性捜査官』の主題歌となった新曲「君を待つ」を歌い上げた後、満天の星空をバックに代表曲「六等星の星」を艶やかに歌唱。星々は1点を中心に円の軌跡を描き、1曲目に披露した「ポラリス」を象徴するような演出がなされた。
JUJU(撮影:石井亜希)
と、ここでまた「Synapples2.0」が登場し、JUJUの「Hot Stuff」英語詞カバーを歌い踊った後、ステージに登場したのはJUJU本人。「Hot Stuff」を熱唱する。この曲はagehasprings代表の玉井健二がプロデュースし彼女の新たな魅力を引き出したagehaとJUJUの出逢いの曲でもある。続いて昨年リリースされたカバーアルバムからUA「情熱」。録音時は打ち込みだったため、生バンドで披露するのは初めてというパフォーマンスには、往年の名曲ということもあり、会場が一体になる。そして、「この後の素晴らしいアーティストを見たいので」というMCと共に、名残惜しがる観客に向けて最後に送ったナンバーはやはり初披露となる玉井がプロデュースした2月11日発売の新曲「Hold me, Hold you」。確かな存在感を示し、ステージを後にした。
ゆず(撮影:石井亜希)
いよいよ、最後のゆずを迎えるところで、またもや「Synapples2.0」からのメッセージがスクリーンに。その言葉がどんどんゆずの名曲「虹」の歌詞をなぞらえるようになり、観客の期待度を盛り上げていった。その後7色の光と共にゆずが登場。「虹」を歌い上げる。MCで北川が「agehasprings 10周年おめでとう!今日は彼のために来ました!鬼才のプロデューサー蔦谷好位置です!」と、今回のキーボード兼バンマスを務める蔦谷を紹介。蔦谷との出逢いの曲「凸凹」や、想い出の曲「逢いたい」を次々に披露していく。そして「agehaゆかりの曲を振り返るには時間がなさすぎるので、メドレー作っちゃいました!」という「シシカバブー」「いちご」「ヒカレ」などを織り交ぜた「ゆず×蔦谷好位置スペシャルメドレー」で客席のボルテージは最高潮に。定番の「夏色」の後、ラストに二人が選んだ曲は「Hey和」。美しい花々や自然の映像をバックに、様々な想いをこめ歌い上げた。
「no border between sounds」というサブタイトルが表す通り、「agehaspringsが世界を見据えて届けていくのはこういうライブコンテンツだ。」という想いが垣間見れた今回の「Synapples2.0」。agehaが今後どのような音楽を届け、そしてステージを繰り広げてくれるのか。そのまだ見ぬ次世代へのビジョンに期待を抱かずにはいられないイベントだった。
■セットリスト
『Synapples2.0 ~no border between sounds~Produced by agehasprings』
01.Rebirth
02.JOY
03.Heavenly Star
安田レイ
01.Heavenly Star ~Acoustic Version~
02.Just for you
03.Best of my Love
04.Mirror
05.恋詩
06.Brand New Day
back number
01.青い春
02.003
03.ヒロイン
04.高嶺の花子さん
05.スーパースターになったら
Faint⋆Star
01.メナイ
02.フィルム!フィルム!フィルム!
Aimer
01.ポラリス
02.AM02:00
03.RE:I AM
04.君を待つ
05.六等星の夜
Synapples2.0
01.Hot Stuff
JUJU
01.Hot Stuff
02.情熱
03.Hold me, Hold you
ゆず
01.虹
02.凸凹
03.逢いたい
~ ゆず×蔦谷好位置スペシャルメドレー ~
04.シシカバブー
05.いちご
06.LOVE & PEACH
07.Yesterday and Tommorow
08.HAMO
09.LAND
10.with you
11.ヒカレ
12.夏色
13.Hey和
【番組情報】
『Faint⋆Star 有言実行!~やらなきゃ何も始まらない~』
ソラトニワ原宿 毎週木曜 17時~18時
番組サイトはこちら
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