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森田大二朗
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ラジオ

本町の名店 「ズマッチーノ」 消え行くものから学ぶこと

昨年末、惜しまれつつ閉店となりましたバール ズマッチーノ。店舗はなくなっても関西バリスタ界のアイドル?東さんを掘り下げずにはいられません!

クリスマスが最強な理由

みなさん、こんにちは。カフェ野郎森田です。

もう年も明けて結構経ちますが、クリスマスの話題を。

 

年間には多くのイベントがある中、クリスマスほど大きなイベントはありません。日本人なら一番はお正月だろ!と言いたいところですが、そう感じないのはクリスマスの盛り上がりと期間の長さのせいでしょう。

なんといっても11月の初旬から2か月近くクリスマスムードです。

1年の6分の1がクリスマスです。来年のクリスマス開始まで後9か月しかありません。ヤバいです!

 

それにしても何故クリスマスはここまで一人勝ちをするのか?何故パレンタインやお正月、七夕と差がついてしまったのか?

 

様々な理由が考えられる中、私が推したいのは「イベントの成功=コンテンツ量に比例説」です。

 

では季節イベントを構成するコンテンツとして以下の4つを基準に比較してみたいと思います。

①プレゼント

②ディナー

③キャラクター

④形式的儀式

 

まずは①プレゼント。このコンテンツは成功の大前提です。これの有ることで世界中の小売店が乗っかってきますので、大事業となります。以下のそれぞれのイベントに有無を当てはめてみます。

正月○ バレンタイン○ ひな祭り× 七夕× ハロウィン△(お菓子) クリスマス○

 

②ディナー。イベントでの飲食の可能性も商業的後押しに繋げるには不可欠です。

正月○(おせち) バレンタイン△(チョコレート) ひな祭り× 七夕× ハロウィン△(カボチャ、卵) クリスマス○(ターキー、シュトーレン、クッキー、ケーキ)

 

③キャラクター。シンボルとなるキャラクター、ストーリーがあればイベントに載っかりやすくなりますね。

正月×(獅子舞い?) バレンタイン× ひな祭り○ 七夕○ ハロウィン○(おばけ) クリスマス○

 

最後に④形式的儀式ですが、これは当日に行われるイベントの有無です。

正月○(初詣、ご挨拶) バレンタイン△(一部の間でチョコレート贈答) ひな祭り△(飾り付けは事前行動) 七夕○(星の確認、事前の笹飾り) ハロウィン○(仮装、お宅巡り)

クリスマス○(事前の飾り付け、夜中の擬似サンタ、一部のミサ)

 

以上のコンテンツ評価を○=2点、△=1点 で換算しますと、

クリスマス=8 お正月=6 ハロウィン=6 バレンタイン=4 七夕=4 ひな祭り=3

 

クリスマスが断然トップとなる理由がわかります。ハロウィンが最近急に勢いをつけてきたのも頷けます。以下の順位もイベントの盛り上がりに合致していますね。

 

②太巻き ③鬼 ④豆まき とコンテンツの豊富な「節分」はもう少し頑張れるのでは?!

 

「コーヒーと『ズマッチーノ』と私」 東弘和さん

バール ズマッチーノは2009年にオープンしたワインとエスプレッソのバールです。

 

ズマッチーノカップというラテアート大会を自店で開催されたり、東さんご自身もコーヒーフェスト大阪大会初代チャンピオンになられたりと精力的に経営をされていましたが、残念ながら2015年末をもって閉店されてしまいました。

 

番組では東さんのご経歴からズマッチーノのオープン、クローズに至るまでのお話を隠すこと話してくださいました。成功した話を聞くのもいいですが、失敗経験(失礼ながら、こう書かせていただきます)を聞かせていただけるのは本当にありがたいことです。

立地、周辺環境の変化などの要因があり、悩みながらも経営をしてこられたそうです。

 

東さんとズマッチーノの経営の話をする中で、やはりコーヒー一本で商売を作り上げていくのは本当に難しいということを改めて感じました。

東さん程のキャリアがあってもカフェタイムの集客はそれほどではなく、二杯目のお代わりがあるわけでもなく、滞在時間は長く、単価設定も高く出来るわけではありません。

 

日本のカフェ文化は広がり定着したとはいえ、欧米とは明らかに使われ方が違います。それは日本でのカフェ文化は元々あった喫茶店文化の延長線上に捉えられているからです。欧米型のコーヒーオンリーのビジネスを日本で展開しようとしても中々うまくはいきません。原価だって人件費だって上がり続けています。

 

このような現状の中、コーヒーでうまくご商売されている所の多くは二本目の強い柱があります。美味しい食事、インパクトのある盛り付け、新しいデザートだったり店舗デザイン、家具、物販などなど。何かしらその店を象徴するもう1つ以上の要素が、コーヒーだけでは残念ながら力不足になりがちな集客面、単価面を補うことができます。

その他の方法としては、コーヒーの何かの分野でNo.1になり、その認知を徹底的に広めていくことでしょうか。

 

東さんから感じたのは、彼は勤勉で、妥協しない人です。チャンピオンであり、ソムリエであり、料理もうまい。美味しいものを出す、ということに妥協はないでしょう。品質面では本物のプロフェッショナルであることに疑うところはありません。

それでも、それだけでは商売はうまくいきません。飲食店経営は過酷なのです。

 

今の大阪でカフェ、コーヒーショップを見つけるのは難しいことではありません。そしてそれぞれのお店がそれぞれのこだわりでコーヒーを出します。好みはあるにせよ全体のレベルは磨かれて上がり続けています。「美味しい」が当たり前になっている市場で生き残るために必要なのは、コンセプトなのか?コンテンツなのか?それとも一つの事を極めることなのか。

 

coffee x table ではそういってた目線で、今後もカフェに、そして関わる人々に立ち入っていきたいと思います。

 

番組では雑い話も含めてライトに話しておりました。まだの方は是非ポッドキャストから聞いてみてください。

 

東さん、ありがとうございました。



 

「coffee x table 2ndシーズン」

皆様の応援を受けて、番組は2ndシーズンに突入します。

これからも大野、森田でコーヒーと関わる人々に立ち入って参ります。

そして2ndシーズン第一回目ゲストはついに!

「 タカムラ ワイン&コーヒーロースターズ」さん!

楽しみですね!

放送は タカムラ ワイン&コーヒーロースターズから生放送!

2月5日、17:00~17:45

 

ぜひ遊びに来てください。

 

ソラトニワステーション情報

  • 番組名:coffee x table 〜コーヒーと◯◯とわたし〜
  • 放送時間:毎週月曜日23時00分~23時45分
  • パーソナリティ:大野善生・森田大二朗
  • 番組紹介文:ソラトニワ梅田・毎月第2月曜日 23:00~23:45放送中(再放送毎月第4週) コーヒーテーブル!バリスタや店長、カフェオーナーなどカフェに携わっている人にスポットを当てて、その魅力やこだわりをたっぷりお届けしていきます!
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