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201512/12

あの世界遺産のすべてがわかる!映画『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』12月12日(土)より全国ロードショー!!

1882年の着工以来、実に3世紀をまたいで建設中の、スペインで最も有名な世界遺産「サグラダ・ファミリア」の全貌がスクリーンで遂に明らかに!!本当に2026年に完成するのか!?

サグラダ・ファミリアが2026年に完成する!?

完成までに300年かかると言われていた世界遺産「サグラダ・ファミリア」の完成が2026年に決定!その工事現場ではいったい何が起こっているのか!?本当に完成するのか!?

 

このドキュメント映画を観終わり、まず最初に思ったのが「この建物について、知ってるようで全然知らなかったな」ということ。

 

資金不足による工事中断、内戦による大打撃、建設中止を求める大規模な署名運動、工事に従事する人間の表現スタイルの問題、聖堂直下を通過予定の国営高速鉄道のトンネル工事をめぐる大きな論争...。

知らない人がいないほど有名な建造物でありながら、これほど次々とトラブルに見舞われていたとは...。

 

一番驚愕したのが、今後の工事の予定なんですが、それは本編を実際に観て、驚いてもらいたいです。

 

ガウディの死から10年後に勃発したスペイン内戦(1936年~)によって、オリジナルの図面や模型の大部分は焼失したり破壊されてしまいました。残されたのは「輪郭だけの完成図のスケッチ」など、わずかな資料のみ...。

ガウディの構想を忠実に引き継ぐことは絶望的になってしまいます。

 

現在、サグラダ・ファミリアの建設には、世界各国から集まった建築家や彫刻家が多数関わっていますが、「サグラダ・ファミリア、そしてガウディへの思い」は人によって様々です。

工事に関わる人間各々が自分の考え方やスタンスを貫きながらも「サグラダ・ファミリアを完成させる」という1つの偉大な目的に向かって突き進んでいきます。

 

面白かったのが、サグラダ・ファミリア主任彫刻家の外尾悦郎氏と、受難のファサードを任された彫刻家ジョセップ・マリア・スビラックス氏の考え方の違い。

外尾氏は「ガウディが何を考え、何を見ていたか」ということを最も重んじ、ガウディと同じ目線に立ってサグラダ・ファミリアを完成させようという立場。

一方、スビラックス氏は「自分が生きる時代に根ざした表現をしたい」と考え、あえてガウディが好まなかったスタイルで受難のファサードを完成させました。

 

ステンドグラス職人のルアード・ボネット氏にいたっては開き直りとも取れる、とても潔い主張を展開します。

ちなみに、この人のステンドグラスの作り方は思わず感心してしまうほど斬新で素敵でした。

みんな考え方や価値観は違えど「自分にできる最高の仕事をする」という点においては一切の妥協なく、真摯にサグラダ・ファミリアと向き合っている姿が映しだされます。

 

今までの険しい道のりと同じく、これから先もどうなるか分からないサグラダ・ファミリアの行く末・・・。果たして無事に2026年に完成を迎えるのか?

ガウディやサグラダ・ファミリアに興味がある人、スペインという国に興味がある人、ここを旅行で訪れたことのある人、訪れたいと思っている人、そして建築や芸術に興味がある人...そんな人たちに是非観てほしいドキュメンタリー映画です。

公開情報

■原題:SAGRADA: El misteri de la creacion

■監督:ステファン・ハウプト

■出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、ジョアン・バセゴダ、ライモン・パニッカー、ルイス・ボネット、コンチータ&ラモン・スグラニェス、デヴィッド・マッケイ、マリオナ・ボネット、ジョセップ・マリア・スビラックス、ジュディ・スビラックス=ブルガヤ、ジョルディ・サヴァル、ジョゼップ・タジャーダ、マーク・バーリー、ジョアン・ヴィラ=グラウ、ルアード・ボネット、ラモン・エスペル・イ・ロセル、アナ・フーバー

 

【テアトル梅田】 12月12日(土)より公開

所在地:〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町16-7
電話番号:06-6359-1080
テアトル梅田 公式HP

 

© Fontana Film GmbH, 2012

 

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