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【西野亮廣】私をNYに連れてって!(下)

ニューヨークで原画展を開催した西野亮廣氏から、アートや絵本についてのお話を聞くとともに、今後の展開は広がりについても質問をしてみました。実は絵を書くこよりストーリーを書くことも好きと言う意外な一面も。

クラウドファウンディングを使いニューヨークで自らの絵本の原画展を開催した西野亮廣氏のインタビュー前編はこちら

【西野亮廣】私をNYに連れてって!(上)を読む

 

 

――西野さんにとってのアートとはなんですか?
西野:僕はアートは..あんまり好きじゃないです。絵描きさんとか「すぐ説明するじゃないですか?」
説明入れなあかんようなものがあんまり好きじゃなくて。
子供が見ても「お、これなんやこれ!」ってなるようなものが好きですね、ラッセンとか。

 

――イルカの絵ですね。
西野:ラッセンの絵って実際デパートのおもちゃ売り場のパズルに並んでたし、それで子供時代の自分も「わぁーすげー!」って思ったし。
あぁいう絵好きですね。あんまりこう..難しいような、大人が語りたがるようなものはあんまり好かんですね。

 

――人によって受ける印象とか、本当に言葉で表現できないのがいいですよね。
西野:なんかね、カフェかどっか入ったときに、お茶を飲んでただけなんですけどねそこに絵が飾ってあって。
店員さんがやたらね、「この絵はこれを表現してて~」とかうるさいなとて思って(笑)興味あれば見るし、
質問があればこっちから聞くから、向こうが語ってくる感じが嫌で。
もうちょっとエンターテイメントであってほしいですね。押し付けがましいのがあんま好きじゃないですね。

 

――今後の目標を教えてください。
西野:ウォールトディズニーになりたいっていう事ですかね(笑)昨日の夜中、4時くらいにディズニーランドができるまでみたいなDVD見てたんです。やっぱあいつおもしろいな、と思って。ちゃんと人巻き込んでるし、絵に興味ない人とかもちゃんと巻き込んでるから正直すごいかっこいいなと。

あとは村作りたいですね(笑)
折角日本の中で歴史あるのに、日本ぽい村を残すっていうあれがあんまり目立った活動がないので、村作りたい。
これもね、よう怒られるんですけど京都駅行った時に新幹線(京都駅見ると)すごくがっかりするんですよね。

 

――それはなんで?
西野:折角、京都ってすごい世界でもまれに見る有名な所、あんな所ないじゃないですか?
あんな文脈があって、歴史もあって京都駅は嘘でも、瓦屋根にしとけよって思うんですよ。
あんな近代的な、ああいうデザインはあんまり好きじゃないですね。

僕ね、金沢駅の前で写真撮ってる外国人て見たことあるんですけど、京都駅の前で写真撮ってる外国人見たことない!

 

――何かわかる気がします。
何かもったいない!旅行が好きでいろんな所行くんですけど、あんなに宝の持ち腐れというか、歴史文脈の無駄使いしてるってこんな馬鹿のことはないな、と。
だからね、そういう奴らにもガツンと言いたくてですね。日本はこうした方がいいっていう。

 

――なるほど、だから村?
西野:だから超日本ぽい村つくりたいです。超日本ぽい村がいいですね。残さないとなーとは思う。好きなんでね、日本。

 

――質問というかお願いなんですけど、作品の思いとか背景とか教えていただけますか?
西野:これはタモリさんと二人で作ったんですよ。※オルゴールワールド
原案がタモリさんなんですよ。以前宿題出されましてね。この設定でなんかお話作ってって。だからすごい思い入れ深いです。

これはなんか、上の世界と下の世界に別れているんですけど、絵でいうと..4ページ目まではタモリさんが(設定を)作られて、そこからすごい時間かかりました。

 

――絵本一冊で結構枚数ありますね
絵だけなら3年とか。まとめるのがすごく時間かかりました。ストーリーは本当に1~2日でパーっと書いて、後絵を1年半かけて描きましたね。

 

タモリさんが「なんで戦争が起こるかおまえ考えたことあるか?」って。
「あれは好きって感情があるから起こっちゃうんだよ」って。要はそんな物なかったら親殺されてもやり返しにいこうと思わないし、領土とられても何もないし。
好きって気持ちがなかったら世界は平和だったんだっていうことをおっしゃって。だからLOVE&PEACEてあんま成立してない。
LOVEがある限り戦争なんてなくならないし。基本的に戦争はなくならない。これはでも、それで戦争って絶対なくならないけど、そう結論づけちゃうのってなんかさみしいよねって。じゃあ、どっかにそれでもなんかない希望みたいなのっていうので。

あとはおまえ話まとめろって。すごい宿題出されたんですよね(笑)それがオルゴールワールドです。僕は多分こうだろって考えて作りました。

 

――すごいですね
西野:絵書くのは好きじゃないですけど、お話書くのはすごく好きです。いっぱい書いてますし、毎日なんかやってます。

 

――毎日やってるんですか?
西野:毎日なんか書いてます。それは絵本の話から小説から舞台に脚本から~そういうお話作るのが、あとおとぎ話作るのが好きです。
それを届けたいから、海外にも届けたいのでだから絵が便利。

小説はすごい時間がかかるんですけど、絵本だったら本当にそれこそNYの個展やったらそこで絵本回って売れるかもしれない。
小説は売れないですけどね。絵目当てで入ってくれる流れはいいと思いますね。

 

絵は1秒でわかるからいいですよね!見て何か楽しそうだなって思えたらいいんです。

原画展の様子in横浜

原画展の様子in横浜

 

原画展について
今までに西野さんの絵本で使った原画展が全国で数ケ所行われた。
その始まりは発起人が「開催して欲しい」という要望を西野さんに出し、
その後ボランティアで企画・運営までやってしまう。私も去年、横浜の原画展に参加させていただいたのだが西野さん自身、現場に行き時間の許す限り作品の説明に時間を充てていた。

 

『オルゴールワールド』

『オルゴールワールド』

絵本『オルゴールワールド』
僕が恋した少女は、「好き」という言葉がない国で育った。けれど、少女は、僕の知らない美しい音楽を知っていた。
世界をひとつにする魔法を見つけた、ちっぽけな僕たちの物語。タモリの発案作品。

 

Artist
西野 亮廣(AKIHIRO NISHINO)

1980年7月3日生まれ。日本在住。絵本作家。
代表作に『Dr.インクの星空キネマ』
『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』
『オルゴールワールド』(原案:タモリ)
最近では大人のための学校「サーカス」を企画し来年2月には「サーカス」の第2弾、
そして8月には過去最大規模の個展「おとぎ町ビエンナーレ」を開催する予定。
絵本だけに留まらず幅広い活動を行っている。

 

西野 亮廣 Facebookページ

 

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主催
MediArt
URL
http://jp-ueda.com/archives/865
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